2023年2月。
確定申告の時期がやってきました。
1年間の売上を集計後、納税する必要があるなら納税する、納めすぎた税金があるなら取り戻す という作業が確定申告です。
ウーバーの売上も事業所得ですから当然確定申告が必要。
私はクラウド会計ソフトのfreeeを使っているのですが、昨年(2022年)もfreeeから申告を行なっています。
2022年もウーバーの売上を会計freeeを使って確定申告!昨年よりもっと楽だったワケ
ウーバーは個人事業なので確定申告が必須。 1年間の売上を集計後、納税する必要があるなら納税する、納めすぎた税金があるなら取り戻す という作業が確定申告です。 以前、4つのコラムでウーバードライバーのた ...
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今年(2023年)もfreeeから申告を完了させたのですが、昨年よりも更に短時間で完了しました!
確定申告恐れるに足らず!
2022年1年間の私のウーバーによる売上を公開しながら、会計freeeを使った確定申告の流れを説明していきます。
会計freeeを使った確定申告の準備
昨年(2022年)と同様、会計freeeで確定申告作業を進めるにあたり、準備しておくことを整理します。
- 会計freeeで1月から12月までのウーバーでの売上・経費の入力を終えておく
- 電子申告をするので、マイナンバーカードを取得しておく
- e-taxのサイトで事前に利用開始届を出して「利用者識別番号」をもらっておく
- 税務署に「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出しておく
- スマホかパソコンを用意する
2から5は既に前年に確定申告していれば、新たに準備する必要はありません。やるべきことは「1」だけです。
1は常日頃、売上や経費の出費を登録しているので、確定申告の時期には既に1は完了している状態でした。
会計freeeは便利なもので、ウーバーからの入金は自動的に「売上」として、スマホの通信料もクレジットカード決済で自動で「通信費」として登録されるよう設定できます。
つまり、日々の帳簿への登録は自動なので、全く難しいこと・面倒なことはないのです。
もちろん会計freeeは年間利用料(12,000円程度)がかかりますが、便利さと引き換えの必要経費として割り切っています。
ちなみに、「5」について、今年はパソコンで申告をしました。
マイナンバーカード(ICカード)読み取りのための装置(ICカードリーダー)を持っているのでパソコンを使った次第。
(ICカードリーダーは2000円くらいで売っています)
私のスマホ(iPhone12mini)でもできるのですが、ブラウザは safari で操作する必要があり、今年はパソコンにしました。
というのも、普段使っているデフォルトのブラウザは Chrome なので切り替えが面倒だったからです。
会計freeeでの確定申告、2023はこうやった
より詳しい流れは2021年のコラムを参考にしてください。ほとんど同じです。
ウーバーのための税金講座4 図解!スマホでやってみた確定申告 2021
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1 基本情報の確認
基本情報は自身の名前やら住所やらの情報です。
昨年の申告時の情報がそのまま表示されるので正しいかどうかのチェックをするだけ。
内容に変化なければ「保存して次に進む」で次にいきます。
2 売上と経費の確認
この画面では、申告作業時点での売上と経費が表示されます(赤枠)。
「登録の漏れや抜けがあれば、今からでも全ての取引を登録してください」という画面になります。
私の場合は既に1年間のお金の出入りの登録は終えているので数字を確認するだけ。
2022年1年間の売上と経費は以下のとおりとなりました。
- 売上:896,102円(2021年:676,769円)
- 経費:113,643円(2021年:83,890円)
となりました。
昼と夜に稼働して1日10件くらい、昼だけ・夜だけだと1日5件くらい、週に4日から5日の稼働で、昨年よりも週の稼働日数を増やしたので売上も増えました。
実は2022年9月は丸々1ヶ月配達を休みました。にも関わらず、増収したのは残りの11ヶ月でかなり頑張ったからです。
経費は、スマホの通信費とスマホの端末代がメイン。会計freeeの年間利用料も経費として計上できます。
ちなみに、
この売上から経費を除くと 782,459円 となります。
そして、この額から青色申告特別控除として 650,000円 を引いてくれます。
つまり、結果としてウーバーによる事業所得は 132,459円 ということになりました。
この65万円の控除はでかいです。
この金額だけ課税されないわけですから。
3 ◯×で答えるだけ
次に、申告に当たっていくつか質問が始まるので◯×で答えていきます。
例えば私の場合、「会社から給与を受け取りましたか?」との質問には「◯はい」として、会社から発行された源泉徴収票を見ながら給与所得を入力しました。
そのほかに私の場合は、
- ふるさと納税
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金
- 国民年金保険料
も昨年納めたので漏れなく計上します。
これらは所得から差し引いてくれるので節税策として欠かせません。
私の場合、ウーバーの事業所得 132,459円 に加えて、会社からの給与があるのでもっと大きな金額になりました。
これら所得の合計額から、上のふるさと納税(寄付金控除)や社会保険料などの各控除を引いて、最終的な課税される額が計算されるわけです。
4 確定申告書が自動的に作られる
◯×の質問に最後まで答えると、確定申告書などの書類一式が自動的に作成されます。
5 マイナンバーカードを使ってオンラインで申告
スマホでもできますが、今回はPCで。
6 完了
「受付完了」の表示で申告を終えました。
今回のまとめ
2023年も会計freeeで確定申告やってみた
- 昨年(2022年)は1日4時間程度、週に4から5日の稼働(1ヶ月休職)で約90万円の売上
- 日々の売上と経費の登録さえしていれば確定申告の作業は超ラク
- 前年の基本情報がそのままコピーされるので15分もあれば確定申告は終わる
2023年の確定申告も会計freeeで簡単に終わらせることができました。
確定申告について、「面倒」とか「むずかしい」とかイメージがあるかもしれませんが、クラウド会計ソフト+マイナンバーカードを使えばこれほどラクなものはありません。
1年間の振り返りをする意味でも早めにやるべきです。
ちなみに、
私は1年間で所得税を多く源泉徴収されていたので3万5千円ほど、還付されることになりました。
もはや確定申告は私にとって楽しみな作業。
税の仕組みをしっかり理解して、税金を納めすぎることのないようにしたいものです。